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現役コンピューター好き理系学生が考える、学校用ノートPCの選び方とおすすめの機種を紹介します。
来期から学生になる方、その保護者は是非参考にしてください。
関西学院大学への進学が決まり、入学準備を進める中で多くの新入生が頭を抱えるのが「パソコン選び」です。
「CPUやメモリといった用語がわからず、自分に必要なスペックが判断できない」 「とりあえず大学推奨のモデルを買っておけば安心なのか?」
そう考えて情報を集めようとX(旧Twitter)などで検索をかけると、今度は「生協PCはやめとけ」「割高だから損をする」といった先輩たちの厳しい意見が散見されます。
大学公式からは推奨され、SNS上の先輩からは否定される。これでは、一体何を信じて選べばよいのか判断に迷うのも無理はありません。
実のところ、生協PCは保証の手厚さなどのメリットがある反面、コストパフォーマンスだけを見ると必ずしも最適解ではないのが現実です。
本記事では、メーカーの仕様書と関西学院大学のBYODガイドラインを客観的に比較し、新入生にとって「本当に必要な一台」とは何かを解説します。
「生協PCはやめとけ」と言われる理由と、それでも選ばれる理由

入学準備でパソコンについて調べ始めると、X(Twitter)などのSNSで「生協のパソコンだけはやめておけ」「情弱(情報弱者)扱いされる」といった辛辣な意見を目にして、不安になった方もいるのではないでしょうか。
なぜこれほど賛否が分かれるのか。その理由は、「価格」と「保証」のバランスをどう捉えるかにあります。
市場価格と比較した際の「割高感」について
「やめとけ」と言われる最大の理由は、単純に「価格が高いから」です。
生協で販売されるモデル(例:富士通 LIFEBOOKなど)は、確かに非常に高性能で軽量な素晴らしい機種ですが、価格は20万円を超えることも珍しくありません。 一方で、メーカーの直販サイトなどで同等のスペックのパソコンを探すと、セール時期であれば13万〜15万円程度で購入できることがあります。
パソコンに詳しい先輩たちが、この「5万円以上の価格差」を見て、「同じ性能なら安い方を買った方が賢い(=生協はやめておけ)」とアドバイスするのは、ある意味で合理的な判断と言えます。
手厚い「4年間保証」と「学内サポート」の価値

では、生協PCを選ぶメリットはないのでしょうか?決してそうではありません。あの価格差の正体は、「4年間の最強の保険料」です。
- 動産保証: 落として液晶を割った、飲み物をこぼして壊した、といった「自分のミス」による故障もカバーされます
- 学内サポート: 故障した際、キャンパス内のカウンターに持ち込むだけで修理対応してもらえ、その場で代替機を貸してもらえる場合も多いです。
一般的な家電量販店やネット通販の標準保証は「1年間の自然故障(普通に使っていて壊れた場合)」のみであることがほとんどです。
「パソコンに詳しくない」「4年間で絶対に壊さない自信がない」「トラブルの時に自分で対処できない」という人にとって、この手厚いサポート体制は、数万円を上乗せしてでも買う価値のある「安心料」と言えるでしょう。
メーカー直販のメリットと生協に劣らない保障体制
実は、生協PCと同じ、あるいはそれ以上のスペックのパソコンを、メーカーの直販サイト(オンラインストア)で購入し、有料の延長保証をつける方が、トータルコストは圧倒的に安くなるケースが多いです。
例えば、LenovoやHPなどの直販サイトでは、購入時に以下のようなオプションを追加できます。
- アクシデント・ダメージ・プロテクション(ADP):落下や水濡れ対応の保証。これは生協の動産保険とほぼ同等の内容です。
- 3年~4年保証へのアップグレード:在学期間をフルにカバーできます。
重要なのは、この手厚い保証を追加したとしても、生協モデルよりトータルで3万~5万円ほど安く収まることが多いという点です。
もちろん、故障時に学内のカウンターではなく、自分でメーカーのサポート窓口に連絡して郵送手配をする手間は発生します。しかし、「その数回あるかないかの手間のために、数万円の差額を払うかどうか」という点が、判断の分かれ目になります。
直販で買う場合は、必ずカート画面で「アクシデント(水濡れ・落下)対応」の保証を4年分追加するのを忘れないようにしましょう。これさえ入っていれば、実質的に生協PCと遜色ない安心感が手に入ります。
2026年度 BYODガイドラインと推奨スペックの解説
関西学院大学では、個人のノートパソコンをキャンパスに持ち込んで学習に活用する「BYOD(Bring Your Own Device)」が必須となっています。
大学公式のガイドラインには「最低限これだけは満たしてください」という基準が書かれていますが、専門用語が多く少し複雑です。そこで、「大学の要求ライン」と、快適に使うための「個人的な見解の推奨ライン」を整理して表にまとめました。
| 項目 | 大学の要求スペック(必須) | 個人的な推奨スペック(快適) |
| OS | Windows 11 または macOS | Windows 11 ※1 |
| CPU | Intel Core i5 (第13世代) 以上 または Apple M2 以上 | Intel Core Ultra 5 AMD Ryzen 5 以上 |
| メモリ | 8GB 以上 (16GB推奨) | 16GB 以上 |
| ストレージ | SSD 256GB 以上 | SSD 512GB 以上 |
| 重量 | 1.3kg以下を推奨 | 1.3kg 以下(バス通学用) |
| その他 | カメラ・マイク必須 バッテリー10時間以上 | PD急速充電対応 Wi-Fi 6E対応 |
※1 理系学部はWindows推奨の場合が多いです。
メモリは「8GB」ではなく、「16GB」を選ぶこと
大学のガイドラインには「8GB以上(16GB推奨)」と書かれていますが、ここで8GBを選ぶのは推奨しません。
現在のWindows 11は、OSを起動しているだけでメモリを大きく消費します。そこにレポート用のWord、調べ物用のブラウザ(Chromeなど)、オンライン授業用のZoomを同時に立ち上げると、8GBでは動作が重くなり、最悪の場合フリーズします。 4年間ストレスなく使うためには、16GBが実質的な「必須ライン」だと考えてください。
関学新入生におすすめのノートパソコン2選
ここでは、関学新入生におすすめのノートパソコンの機種を紹介します。
どちらも、メーカー公式ストアの商品なので購入と同時に4年間の延長保証に加入することができます。
【軽さ重視】HP OmniBook 7 Aero 13
- 重さ約970g 驚異的な軽さ
- AMD Ryzen™ AI 搭載 (Copilot+ PC)
- 13.3インチ 16:10 WUXGA液晶
- CPU :AMD Ryzen™ AI 5 340 / AI 7 350 (最大50 TOPS NPU搭載)
- SSD : 512GB / 1TB (PCIe Gen4)
- メモリ:16GB/ 32GB
- 重量:約970g (最軽量モデル)
- ディスプレイ:13.3インチ (WUXGA 1920×1200 / 16:10 / IPS非光沢)
- 駆動時間:最大約15時間30分
値段は ¥134,800〜 です。(2026/1/26時点)
「毎日の通学、特に三田キャンパスへのバス移動を少しでも楽にしたい」
そう考える学生にとって、最適解と言えるのがこのモデルです。最大の特徴は、何と言っても約970gという驚異的な軽さです。
教科書や実験道具で荷物が多くなりがちな理系学生にとって、パソコンが1kgを切るかどうかは、肩への負担を減らすための死活問題です。この軽さなら、混雑した神姫バスの中でリュックを抱えていても苦になりません。
単に軽いだけではありません。最新の AMD Ryzen AI プロセッサー を搭載した「Copilot+ PC」であり、AI処理に特化したNPUを内蔵しています。これにより、将来的に増えてくるAIを活用した学習機能にも対応できる先進性を持っています。
メモリは標準で 16GB、ストレージも 512GB と、先ほど解説した推奨スペックを余裕でクリアしており、4年間安心して使い続けられます。
ディスプレイは流行の 16:10 比率を採用しています。従来の16:9画面よりも縦に広いため、レポート作成やプログラミングのコードを書く際の一覧性が高く、作業効率が格段にアップします。また、500万画素の高画質Webカメラを搭載しているため、オンライン授業や就活のWeb面接でも、相手に明るく鮮明な印象を与えることができます。
価格は13万円台からと、生協推奨の軽量モデルと比較しても非常にリーズナブルです。
「生協のLIFEBOOK(約800g)は魅力的だけど、さすがに20万円は出せない」 「でも、重いパソコンを持って毎日バスに乗るのは絶対に嫌だ」
そんな悩みを持つ学生にとって、性能、軽さ、価格のバランスが最も取れた「コスパ最強の軽量モデル」です。浮いた予算で、iPadや自宅用のモニターを買い足して学習環境を強化するのも良い選択です。
【入力・堅牢性重視】ThinkPad T14 Gen 6 ILL
- Core Ultra (シリーズ2) 搭載 Copilot+ PC
- 14.0インチ WUXGA 16:10液晶
- 16GBメモリ / 512GB SSD標準搭載
- CPU : Intel® Core™ Ultra 5 / Ultra 7 (シリーズ2 / Copilot+ PC対応)
- SSD : 256GB / 512GB / 1TB
- メモリ:16GB/ 32GB
- 重量:約1.3kg〜
- ディスプレイ:14.0インチ (WUXGA 1920×1200 / 16:10)
- 駆動時間:圧倒的な長時間バッテリー駆動(Core Ultra 200Vシリーズ搭載)
値段は ¥159,621〜 です。(2026/1/26時点)
この端末の最大の特徴は、エンジニアやライターに愛され続ける「ThinkPadキーボード」です。打鍵感が非常に良く、数万字に及ぶレポートや卒業論文の執筆でも指が疲れにくいため、文字入力の多い学生にとって強力な武器となります。
また、最新の「Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)」を搭載したことで、省電力性能が劇的に向上しています。実機テストでは約19時間22分(Notebookcheckによる実機テスト)という驚異的なバッテリー駆動時間を記録しており、ACアダプターを持ち歩かずに、キャンパスの図書館や食堂で一日中作業に没頭できます。
画面は14インチ(16:10)と、モバイルPCとしては少し大きめで作業領域が広く、資料を並べての執筆も快適です。
重量は約1.3kgと、先ほどのHP OmniBookよりは重くなりますが、その分、米軍調達基準(MIL規格)をクリアする頑丈さを持っています。満員電車でカバンが圧迫されても壊れにくい安心感は、ThinkPadならではのメリットです。
まとめ
大学での4年間において、ノートパソコンは単なる「文房具」以上の存在です。日々のレポート作成から、ゼミでの発表、専門的な研究、そして就職活動に至るまで、あらゆる場面であなたの学びと成長を支える重要なパートナーとなります。
「スマホがあれば何でもできる」と思いがちですが、大学での深い学びや創造的なアウトプットには、やはりパソコンの処理能力と作業領域(画面の広さ)が不可欠です。今回紹介した推奨スペック(Core Ultra 5以上 / 16GBメモリ / 512GB SSD)は、決して安い買い物ではないかもしれません。しかし、これは途中で買い替えることなく、4年間ストレスフリーに学び続けるための重要な「自己投資」です。
特に三田キャンパスに通う理系学生にとっては、「軽さ」が学生生活の質(QOL)に直結します。
- とにかく通学の負担を減らしたいなら、1kgを切る軽量コスパ機の「HP OmniBook 7 Aero 13」
- タイピングの快適さと頑丈さを重視するなら、「ThinkPad T14 Gen 6」
- 予算があり、対面サポートの安心感を最優先するなら、「生協のLIFEBOOK」
どれが正解ということはありません。自分の通学スタイルや予算と相談して、納得のいく一台を選んでください。
ぜひ、自分にぴったりの一台を見つけて、関西学院大学での学生生活を最高のスタートで切ってください!




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